08/10為替と今後の景気動向 15年上半期は8兆円の黒字
黒字と言う言葉を聞くと非常に気分が高まってしまいます。中でも円安の影響でおきた「訪日外国人客の急増で旅行収支が5273億円と過去最大の黒字」と言う部分には注目しておきたいです。やりすぎはいけませんが中国からの爆買いに嫌な顔をせずに立ちまわった百貨店や電気屋の免税店などの対応がよかったのがいい方向に出たと言えるでしょう。
そして注目したいのは貿易赤字の大幅縮小と海外証券投資等の受け取りや支払いを示す「第1次所得収支」の黒字増加です。ここに注目しておいて損はないと考えられます。今日本の有力な会社が行っているのは日本への投資ではなくて海外への投資です。買収であったり子会社化で合ったりも行われているのは耳にしますがいわゆる投資や投機によって得られた利益が大半であると考えられています。
日経平均には要注目
※画像はYAHOOファイナンスの画像を利用させて頂いております。
注目しておきたいのは日経平均の動きです。特に日中指標や要人の発言が少ない、またはない日は特に重要になってきます。そして週明けは動きやすい状況にあることが多いです。週末は日経平均等株の取引がされない事もあり、どうしても動きが少ない相場になるのもありますが重要な案件がないかぎり海外のトレーダーも休む人が出てくる事もあります。
中国の株式市場の動きは非常に気になる所ではありますが、日経平均は上り調子であることにはかわりません。中国のリスクの一端はつい先日見ることができました。中国バブルの崩壊と言われていますが、まだ余力があるのではないかと思えます。
リスクはまだまだ近くに転がっていますが、株価の上昇は良いことであるには変わりません。
今日の為替予測
日経平均の動きをみるとドル/円では円安傾向があるのではないかと判断します。下値は固いままで、一時は届いた125円の壁は相変わらず厚くなっているので上値は重たいままと判断します。つまりは円安の傾向ではあるが上値だけでなく動きまでもが重たいのではないかと予測します。
ヨーロッパ市場、アメリカ市場が開く時は少し狙いやすいかと思うので、タイミングをしっかり狙ってチャートを見てみるのもいいかもしれませんね。